中学受験の塾は月いくら?小4〜小6の月謝と年間費用
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中学受験の塾は、毎月いくらかかるのでしょうか。首都圏を中心とする大手4塾の公式案内を比べると、4教科の月額授業料は小学4年生で24,200〜45,650円、小学5年生で31,020〜57,750円、小学6年生で37,180〜90,750円という例が確認できます。ただし、これは全国の塾の平均額ではなく、特定の塾・コースが公表している通常授業料の比較です。日能研のみ翌2027年度前期の案内を使用しており、各塾の料金は同じ対象年度にそろえた比較ではありません。
実際の支払いでは、授業料に加えてテスト・教材・季節講習などの費用が必要になる場合があります。しかも、ある塾では教材費を月謝に含み、別の塾では別請求するため、月謝だけでは家計の負担を比べられません。
この記事では、公式に公開された料金をもとに小4〜小6の月謝を比較し、年間総額の実例、費用の見積もり方、入塾前の確認ポイントまで整理します。
中学受験の塾は月いくら?大手4塾の月謝を比較
下表は、各塾の公式サイトで確認できる4教科を学ぶ集団指導コースの月額授業料(税込)です。料金の適用年度や含まれるサービスは異なり、とくに日能研の2027年度前期料金は2026年度後期にそのまま適用されるものではありません。平均額や全校舎共通料金を示すものではありません。
| 塾・料金の対象 | 小4 | 小5 | 小6 |
|---|---|---|---|
| 日能研・首都圏(2027年度前期) | 24,200円 | 31,020〜36,190円 | 37,180〜49,060円 |
| SAPIX小学部・標準4教科(2026年度) | 45,650円 | 57,750円 | 66,000円 |
| 早稲田アカデミー・Sコース(公式掲載料金) | 33,300円 | 54,000円 | 54,900円 |
| 四谷大塚・本科4教科(公式掲載料金) | 41,800円 | 52,250円 | 67,650円(8月まで)/90,750円(9月以降) |
参照:日能研まるわかりガイド、SAPIX小学部の授業料、早稲田アカデミー小5・Sコース実施要項、四谷大塚の受講料。確認時点:2026年10月。早稲田アカデミーの小4・小6は各学年の公式実施要項を別途照合しています。SAPIXは関西校舎の科目選択によっても料金が変わります。
小4:月2万円台から4万円台でも、総額は別
上表の小4では、日能研24,200円、早稲田アカデミー33,300円、四谷大塚41,800円、SAPIX45,650円と差があります。ただし日能研ではテスト・教材が別途費用であり、SAPIXでは通常の授業中に配るテキストや一部テスト費用が授業料に含まれます。「月謝が低い=年間費用も必ず低い」とは判断できません。
小5:月3万〜6万円程度の例がある
小5では授業時間が増え、受講コースによる差も生じます。日能研の首都圏2027年度前期はAクラスが31,020円、Mクラスが36,190円です。一方、SAPIXの2026年度は57,750円、早稲田アカデミーのSコースは54,000円です。費用を比較する際は、4教科か2教科か、週何日通うかも揃えましょう。
小6:後期の特訓や受講時間の増加に注意
受験学年は負担が大きくなりやすく、四谷大塚の本科4教科では8月まで67,650円、9月以降90,750円と公式に案内されています。さらに講習や試験対策講座の料金、模試の受験料が別途必要な場合があります。6年生の月謝だけでなく、夏休みと秋以降の請求予定も確認することが大切です。
月謝だけでは足りない|中学受験塾の追加費用
入塾金・教材費・テスト代の扱いは塾ごとに違う
入塾時には入会金・入室金が必要な塾があります。たとえば日能研の首都圏向け案内では小4〜小6の入会金は22,000円、SAPIX小学部の公式FAQでは入室金は33,000円です。割引や再入会などの例外条件がある場合もあるため、最終的な見積もりで確認しましょう。
また、日能研では授業料と別に育成テスト・公開模試・教材費が示されています。SAPIXは授業中に配る教材や授業の一環のテスト費を月謝に含みますが、季節講習、書籍や一部公開模試は別料金です。早稲田アカデミーのSコースは、授業料のほかに月額2,900円の年会費、教材費、テスト代などを案内しています。さらに小6では前期の必修「土曜YT講座」の費用も別途必要と案内されており、表の54,900円だけで必要な授業・講座の総額を表すものではありません。
季節講習・志望校別講座も予算に入れる
春期・夏期・冬期講習や、受験直前の特別講座は年間負担に影響します。講習の受講が必須なのか、受講料が通常の月謝とは別なのかは塾や学年で異なります。費用だけを尋ねるのではなく、受講する講座名と支払い月をセットで把握しましょう。
| 費用項目 | 見積もりで確認したいこと |
|---|---|
| 通常授業料 | 学年・クラス・科目数・月数 |
| 入会金・年会費 | 入塾時の一時金、毎月の会費、割引条件 |
| 教材・テスト・模試 | 月謝への包含、一括請求の時期 |
| 季節講習 | 春・夏・冬の各金額、必修か任意か |
| 志望校別・特別講座 | 小6後期を中心とした追加料金 |
| 通塾関連の支出 | 交通費、軽食、追加教材など |
「入塾金が安い」「月謝に教材が含まれる」といった一項目だけでは、3年間の費用は判断できません。必修と任意を分けた年間見積書をもらうと比較しやすくなります。
実際は月平均いくら?年間費用から考える
月謝と家計に必要な準備金額の違いを考えるため、日能研川崎校が公開した2026年度の年間費用一覧を例に見てみます。次の金額は川崎校の4教科コースの公表例であり、日能研全教室の統一料金や他塾の平均額ではありません。
| 学年・クラス | 2026年度年間合計 | 12か月で割った月平均 |
|---|---|---|
| 小4・4教科 | 515,328円 | 42,944円 |
| 小5・Aクラス4教科 | 779,020円 | 約64,918円 |
| 小6・Aクラス4教科 | 1,179,640円 | 約98,303円 |
出典:日能研川崎校「2026年度費用一覧」(2026年6月現在、PDF)。授業料・テスト・公開模試・教材・対象講習などを含む年間合計です。入会金や特別選択講座は含まれておらず、冬期講習費には2025年度実績が用いられています。
小4の例:月謝24,200円でも月平均は42,944円
同校の小4・4教科の場合、月額授業料24,200円を11か月分として266,200円。年間合計515,328円との差は249,128円です。差額にはテスト・模試・教材・講習などが含まれます。年間合計を12で割ると42,944円となり、月謝だけで把握する金額とは異なります。
小6の例:毎月の積立額は月謝より大きくなる
小6・Aクラスの年間合計1,179,640円を12か月で割ると約98,303円です。これは毎月98,303円が請求されるという意味ではありません。半年単位の教材費や講習費など、請求月に大きく支払う費用を家計管理のため均した参考値です。
なお、上の月謝比較表は塾によって2026年度・2027年度前期・確認時点の公式掲載料金が混在します。一方、この年間合計は川崎校の2026年度資料です。月謝比較表の数値を使って上記の年間額を再計算したものではありません。
中学受験の塾代を家計で見積もる3つの手順
1. まず「年間総額」と「支払い月」の両方を確認する
月額料金だけを聞くのではなく、希望する教室の年間費用一覧や見積書を入手します。教材費が半年ごと、夏期講習が夏前、模試代が実施月など、支払い時期をカレンダーに書き出すと、資金が必要な月を把握できます。
2. 年間予算を12で割って毎月の準備額を決める
仮に年間の塾関連支出を60万円と見込むなら、60万円÷12か月=月5万円が均等に準備する目安です。これは説明用の仮定で、塾の公表料金ではありません。年度途中で入塾する場合は、残りの月数や直近の講習請求を踏まえ、実際の資金計画を立ててください。
3. 学年が上がったときと受験直前の費用を試算する
小4の時点で無理なく払える金額でも、小5・小6と講座数が増える場合には負担が変わります。予定している受験校の受験料や交通費は塾代とは別枠です。受験終了後の私立中学の学費も、継続して負担する教育費として切り分けて考えましょう。
月謝が高い塾ほどよい?予算と学習環境の選び方
塾の料金には授業時間、教材の提供方法、テストの実施回数、サポート体制などが反映されます。月謝が高いことだけで指導の相性や合格可能性を判断することはできません。反対に、月謝が低くても追加講座が必要になれば年間負担は増えます。
体験授業や入塾面談では、年間費用だけでなく、子どもが授業を理解できるか、通塾時間は長すぎないか、家庭で復習できる量かを一緒に確認しましょう。
見積もり時にそのまま使える質問
- 小4・小5・小6それぞれで、4教科を受講した場合の年間総額はいくらですか。
- 通常授業料に含まれない教材費・テスト代・模試代はありますか。
- 春期・夏期・冬期講習と小6の必修講座は年間総額に含まれますか。
- 任意講座を受講する場合の追加費用と、申し込み時期はいつですか。
- 月謝以外に大きな請求が発生する月と、退塾・科目変更時の条件を教えてください。
まとめ|「月謝」と「年間の実質負担」を分けて考える
中学受験塾の費用は、学年・塾・科目数・コースによって幅があります。確認した大手4塾の公式案内では、小4から小6の4教科月額授業料に2万円台〜9万円台の例があります。ただし、対象年度や料金に含まれる範囲が異なり、全国の相場を示す統計値ではありません。年間の支出は教材・テスト・講習を含めて考える必要があります。
希望する教室から「必修費用を含む年間総額」と「任意講座の追加料金」を分けた見積書を取り、12か月で均した予算と実際の請求月の両方を確認することが、無理のない塾選びにつながります。